仕事を依頼する発注者と、仕事を受ける受注者をマッチングさせる「クラウドソーシングサイト」。ライティング案件が豊富にあり仕組みが整っているので、Webライター初心者にとって必要不可欠です。
「おすすめのクラウドソーシングサイトってどれ?」
「何個くらい登録すればいいの?」
「クラウドソーシングで稼ぐコツを知りたい」
と思っている方は多いのではないでしょうか。
クラウドソーシングサイトは複数あり、どれに登録すればいいか悩んでしまいますよね。
本記事では、Webライターにおすすめのクラウドソーシングサイトの紹介や、稼ぐコツについて解説をしていきます。
おすすめのサイトを知りたい方や、Webライターとして稼いでいきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
クラウドソーシングとは?概要や報酬の仕組みを解説
Webライターの第一歩は、クラウドソーシング。ここでいかに仕事を獲れるかが重要です。
クラウドソーシングの概要や仕組み、Webライターの月収相場について解説します。
オンライン上で業務を受発注するサイト
クラウドソーシングとは、インターネット上で仕事を発注したい企業や個人と、仕事を受注したい人をマッチングさせるサービスです。
Webライターの案件は、
- Webライティング
- インタビュー・取材記事作成
- キャッチフレーズ
- レビュー・口コミ
などさまざまな仕事があります。
またクラウドソーシングは、報酬が安全に支払われるための仕組みが整っているのも特徴です。
「仮払い」といって、クライアントはライターが仕事を始める前に、運営会社に報酬を一旦支払う制度があります。
「記事を納品したのに支払いをしてくれない」「お金を払ったのに仕事をしてもらえない」といったトラブルがないので、安心して仕事ができます。
報酬金額から手数料が引かれる仕組み
登録料無料で案件が豊富にあるクラウドソーシングですが、報酬金額から手数料が引かれる仕組みがあります。
クライアントと契約をした金額から手数料を引かれた金額が、実際の受け取り額です。
クラウドソーシングサイトの手数料は次の通りです。
サービス名 | 手数料 |
クラウドワークス | 「10万円以下」の部分:契約金額の20% 「10万円超20万円以下」の部分:契約金額の10% 「20万円超」の部分:契約金額の5% |
ランサーズ | 契約金額 (税込) の16.5% |
複業クラウド | 無料 |
サグーワークス | 無料 |
Shinobiライティング | 無料 |
クラウドワークスで3,000円の仕事を受注したら、実際の受け取り額は2,400円程。クラウドワークス・ランサーズは20%近い手数料が引かれるので、事前に理解して利用しましょう。
Webライターのクラウドソーシング月収相場は3万円
副業やフリーランスなど立場によって差はありますが、Webライターのクラウドソーシングでの月収相場は3万円ほどです。
クラウドソーシングでは月収30万円以上を稼ぐ人もいるのですが、一方で初心者や副業の人も多く、平均すると低めの金額に落ち着いています。
- 1日に稼働できる時間
- 記事の執筆スピード
- 1記事あたりの単価
が、人により大きく異なるため、月収3万円程度が平均になっているのが現状です。
なお、月収平均は3万円ではありますが、記事の執筆に慣れたスキルのある人であれば、より多くの金額を稼げます。
本格的に稼いでいきたいという方は、自分のスキルを高めていきましょう。
Webライター向けおすすめのクラウドソーシングサイト5選
Webライターにおすすめのクラウドソーシングサイトは、次の5つです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- アナザーワークス
- サグーワークス
- Shinobiライティング
特に大手のクラウドワークス・ランサーズは、案件数が多く仕事を受注しやすいので、初心者の方にはぴったりです。
それぞれ詳しく確認して、気になるものに登録してみましょう。
1.クラウドワークス
引用:クラウドワークス
最初に登録したいのが、クラウドソーシングサイトの業界最大手「クラウドワークス」です。
2023年2月現在ライティングの案件数が3,000件以上と豊富で、未経験の人でも仕事を獲得しやすい点が魅力だといえます。
さらに一定の基準を満たした人は「プロクラウドワーカー」に認定され、有名企業案件・高単価案件をクラウドワークスより優先して紹介される制度があります。
未経験でも稼ぎやすく、スキルアップをすればさらに収益を伸ばせるクラウドソーシングです。
2.ランサーズ
引用:ランサーズ
クラウドワークス同様大手の「ランサーズ」も、多くのWebライターが登録しているおすすめサイトです。
2023年2月現在で、700件以上のライター案件がありました。
ランサーズには、活動状況やプロフィールの登録状況に応じてランクが付与される制度があります。
受注実績だけでなく、返信速度など努力が反映される仕組みです。
実績やランクはクライアントが発注者を選ぶときの基準になるので、ライターとして実績をつめば、好条件の仕事を依頼されるなど報酬アップにつながるでしょう。
3.複業クラウド(旧:アナザーワークス)
引用:複業クラウド
「複業クラウド」の発注者は大企業から自治体など、累計1,000社以上。企業と直接契約をするので手数料が一切かからないのが特徴です。
単発の案件で終わるのではなく、継続して案件を受注できるのはメリットといえるでしょう。
さらに複業クラウドでは「スキルの見える化」に注力しており、プロフィールをきちんと登録していれば企業からスカウトされることもあります。
企業が求めているスキルを持っていれば営業しなくても案件が受注できるため、時間をかけず効率的に仕事を獲得できるでしょう。
4.サグーワークス
引用:ザグーワークス
「ザグーワークス」は記事作成に特化したクラウドソーシングでは、国内最大級です。記事を外注したい企業が4,000社以上、ライターは29万人が利用しています。
ザグーワークスでは、ライターが3段階のレベルに分類されます。
最高ランクのプラチナライターになれば、単価がアップして高単価案件を狙いやすくなるでしょう。
クライアントとのやり取りはザグーワークスが行うので、手軽に仕事探しをできるのは嬉しいポイントです。
5.Shinobiライティング
「Shinobiライティング」は初心者でも取り掛かりやすい「タスク案件」のみなので、隙間時間に活用しているライターが多いのが特徴です。
タスク案件とは、資料集めやアンケート回答など、単純作業で報酬を稼ぐ方法のこと。テストライティングやクライアントとのやり取りがないので、精神的負担が少なく気軽に挑戦しやすいですが、単価は低めです。
メインで利用するのはなく、隙間時間などを使って効率的に稼ぎましょう。
Shinobiライティングでもライターをランク付けする制度があるので、案件を受注しやすくするためにより高いランクを目指すのが重要です。
Webライターがクラウドソーシングで稼ぐ3つのコツ
つづいて、Webライターがクラウドソーシングで稼ぐ3つのコツを紹介します。
- 1~2サイトに絞り活動する
- プロフィールを充実させる
- 提案分はコピペしない
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.まずは1~2サイトに絞って活動する
複数のクラウドソーシングに登録せず、まずは1〜2サイトに絞って活動しましょう。
クラウドソーシングで稼ぐには、実績を積んで数字でアピールすることが重要です。
サイトを絞るメリットは、
- 実績が増えて案件を受注しやすくなる
- ランクが上がる
- 評価が分散しない
などがあります。
1〜2サイトに絞りコツコツ実績を積めば、クライアントから信頼を得て仕事を獲得しやすくなります、
最初はたくさん登録することを避けて、案件の多いサイトに絞り活動をしましょう。
未経験であれば「クラウドワークス」と「ランサーズ」がおすすめです。
2.プロフィールを充実する
2つ目のポイントは、プロフィールを充実させることです。
クライアントは、プロフィールを見て仕事を依頼するライターを決めます。
あなたのことを信頼してもらうためにも、プロフィールは文字数いっぱい丁寧に書きましょう。
次の7つは最低限記載が必要です。
- 名前
- 経歴
- 得意分野
- 過去に書いた記事
- 1日の稼働時間
- 使えるツール
- 対応可能時間
書き方が分からない場合は、ランサーズの「認定ランサー」や、クラウドワークスの「プロクラウドワーカー」など、ランクの高い人のプロフィールを見て参考にしてみてくださいね。
3.提案文をコピペしない
案件に応募するときの提案文を使いまわしたり、コピペをするのは絶対にやめましょう。
クライアントは応募者からの提案文を見て、発注するWebライターを決めます。提案分をコピぺしている場合はバレるし、悪い印象を与え採用は難しいでしょう。
大切なのはクライアントが採用するメリットを伝えること。
次の5つのポイントに注目して、クライアントごとに提案文を考えましょう。
- 発注者の疑問や要望に回答する
- 募集要項をよく読む
- 仕事で貢献できることを書く
- 過去の実績や経験をアピールする
- 熱意や意気込みを伝える
提示できる実績がない場合は、個人ブログやサンプル記事を提出して文章力を示しましょう。