「Webライターはオワコン?」
「AIが台頭してきてるからWebライターは将来性がないかも?」
「Webライターを続けてて大丈夫かな」
このような悩みを抱えている方も多いでしょう。
昨今のAIや動画コンテンツの盛り上がり具合を見ていると、Webライターという職業が将来残るのか不安になりますよね。
結論、Webライターは将来性がある職業です。
2022年に参入して、1年未満で初心者を脱して会社を辞めた筆者が、今からでも将来性があるWebライターになれると断言します。
当記事では、Webライターは将来性がないといわれる5つの理由と、今後も生き残って稼ぎ続けるための方法を紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
【結論】スキルがあるWebライターは将来性がある
AIの登場により無くなるともいわれているWebライターは、実はスキルさえあればまだまだ将来性のある仕事です。
確かにAIツールによる文章の精度は高いですが、人間が書く文章と比べると、まだまだ品質は劣っています。
さらに情報が間違っていることも多く、せっかくAIを使ったのに、情報が正しいかどうかを調べるのに時間を取られてしまうという状況が発生しているのが現状です。
Webの広告費も右肩上がりなので、まだまだWebライターには将来性があるといえます。
例えば以下のようなWebライターになれれば、今後もずっと稼ぎ続けられるでしょう。
- AIと競うのではなく、情報を精査して使いこなす側にまわれる
- クライアントに手放したくないと思ってもらえるWebライターになる
- Webライター=Web記事を書く仕事という固定観念から脱して仕事の幅を広げる
将来性のあるWebライターになるのは楽ではありませんが、決して不可能ではありません。
身につけるべき7つのスキルについては、後ほどお伝えします。
Webライターに将来性がないといわれる5つの理由
ここからは、Webライターに将来性がないといわれる5つの理由を紹介します。
- AIに取って代わられそうだから
- Webライターになる人が増えたから
- 低単価の案件が多いから
- 動画や音声が主流になりつつあるから
- SNS検索が接近してきているから
将来性がないと感じているのは、まだ高単価案件に巡りあえていない初心者や未経験者が多いです。
上記の不安要素をひとつずつ見ていけば、Webライターはオワコンではないとわかるでしょう。
将来性がないといわれる理由1.AIに取って代わられそうだから
「ライターの仕事はAIに取って代わられそうだから」というのが、将来性がないといわれる主な理由です。
事実、最近のAIの進化は目覚ましいものがあり、AIを駆使すれば初心者ライターレベルの記事をすぐに書けます。
AIのインターネット中の情報を集める能力とわかりやすい文章力は、初心者ライターの力量を上回っている場合があります。
文章力に不安のある初心者ライターに書いてもらうよりも、AIを使いたいと考えてしまうのは無理もないでしょう。
優秀なAIに対抗するには、人間にしか書けない一次情報を入れられるなど、付加価値を持ったWebライターになる必要があります。
将来性がないといわれる理由2.Webライターになる人が増えたから
Webライターを名乗る人が急増したことも、将来性がないといわれる理由のひとつです。
「日本語が書ければ誰でもなれる」「パソコン1台でどこでも働ける」という謳い文句につられた人が多いのでしょう。
人数が増えすぎたため、初心者は案件獲得が難しくなっています。
クラウドソーシングサイトではWebライターを1人募集しているところに、あっという間に50人応募してくることもあるほどです。
クライアントの信頼を獲得できるWebライターになることで、激化した市場を抜け出し、高単価案件をもらえるようになります。
将来性がないといわれる理由3.低単価の案件が多いから
低単価の案件が目立つことも、Webライターは将来性がないといわれてしまう要因でしょう。
初心者が増えたため、全体的な相場が下がっていたり、悪質な業者の案件を受けてしまう人が増えたりしていることが低単価化の要因として考えられます。
特に、Webライターを始めたての頃に目にする案件は「これで生活していくには厳しい…」と思ってしまうものばかりです。
実際にクラウドソーシングサイトを見てみると、3,000字書いて1記事450円の募集がありました。
1字=0.15円では、10記事書いても月1万円も稼げないため、Webライターで生きていくのは無理だと思ってしまいますよね。
1〜2年目のWebライターは高単価案件の話を耳にする機会があまりないため、低単価案件しかないと思ってしまいがちです。
Webライターとしてスキルアップし続けていくうちに報酬が上がり、生活できるだけの収入が得られます。
将来性がないといわれる理由4.動画や音声が主流になりつつあるから
動画や音声が主流の時代になりつつあるため、Webライターは将来性がないともいわれます。
検索エンジンで検索しても、YouTube動画が優先的に表示されることが増えてきました。
たとえばタイヤの洗い方を知りたい場合は、画像付き解説記事よりも動画のほうが、理解しやすいと感じる人が多いでしょう。
検索エンジンは利用者に使いやすいと思ってもらいたいので、解説動画をすすめます。
このような傾向が加速すると考えると、文章コンテンツは不利に思えます。
しかし、動画も音声もシナリオ作成にはライターを必要とすることが多いため、Webライターの活躍機会がなくなるわけではないのです。
将来性がないといわれる理由5.SNS検索が席巻してきているから
検索エンジンだけではなくSNSでリサーチする人が増えているのも、Webライターがオワコンと言われる理由のひとつです
仮に映えるデートスポットを探すとすると、食べログやまとめ記事より、来店者の写真投稿をたくさん見られるInstagramのほうが適しています。
Instagramに投稿できる物を買いたいと考える人は、SNSで映える商品をSNSで探すでしょう。
Webライターの仕事は検索エンジンに表示される記事を書く仕事だと考えていると、将来性がないと感じるかもしれません。
実際は、Webライターの仕事にはSNS運用も含まれるため、SNSの分野に参入できるWebライターも多く存在します。
そのため、「GoogleやYahooの検索が減ったからオワコン」というわけではありません。
将来性のあるWebライターに必要な7つのスキルや知識
将来性のあるWebライターになるために、必要なスキルや知識についてお話しします。
具体的な項目は以下の7つです。
- 構成力
- 情報収集力
- 文章力
- SEO知識
- 専門的な知識
- コミュニケーション力
- スケジュール管理能力
ひとつずつ見ていきましょう。
Webライターに必要な力1.構成力
将来性のあるWebライターになるためには、わかりやすい記事を作る構成力が必要です。
文章の構成は設計図に当たり、読みやすい記事は読者が求める情報に辿りつきやすい設計になっています。
インターネット上の読者は読み飛ばしが前提なので、貴重な情報でも構成がめちゃくちゃだと読んでくれません。
しっかりした構成を組めるようになると記事の質が格段に良くなるため、ステップアップしたいならぜひ身につけてほしいスキルです。
Webライターに必要な力2.情報収集力
Web ライターとして生き残るためには、情報収集力がマストです。
AIも情報収集はできますが、正しい情報を見極めて書けるWebライターは、AIに居場所を奪われないでしょう。
現状のAIは正しい情報を見極められないため、間違った情報を自信満々に提示することがあります。
Webディレクターや他の仕事に手を広げる際にも重要なスキルなので、情報収集力があれば将来生き残れます。
Webライターに必要な力3.文章力
将来性があるWebライターになるためには、もちろん文章力が必要でしょう。
Webで記事を読む読者のことを考えて、理解しやすい文章を書く力が必要になってきます。
文章力を身につけると依頼が途切れないWebライターになれるだけではなく、伝わりやすいメールや企画資料を書けるようになるなど、他の仕事でも一目置かれる存在になれます。
伝わりやすい文章を書ける人は仕事ができるイメージを持たれやすいため、習得しておいて損のないスキルです。
Webライターに必要な力4.SEO知識
WebライターはSEO知識を身につけると有利になれます。
SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、インターネット検索から多くの人に記事を見つけて読んでもらう施策のことです。
「SEOは難しそう」と敬遠したり、検索エンジンで上位表示できる力を持っていなかったりするWebライターが多いため、SEO知識を身につけるだけで重宝されます。
Webライターに必要な力5.専門的な知識
専門的な知識を持つWeb ライターは今後も生き残れる可能性が高いです。
特にお金や健康に関する情報は、読者の人生に大きな影響を与える可能性があるため、専門知識があるライターは貴重です。
専門家を名乗れる知識レベルに達している分野を持っているWebライターは、その分野で優位性を保てるため、今後も依頼が途切れないでしょう。
Webライターに必要な力6.コミュニケーション力
Webライターにはコミュニケーション能力も必要です。
クライアントと密に連絡を取れるWebライターは信頼されやすくなります。
Webライターはクライアントワークなので「◯日までに納品します!」「ここを変更していいですか?」とクライアントと連携をとって仕事をスムーズに進める必要があるのです。
さらにオフラインで顔を合わせて話せると、チャットのみのやりとりより信頼感が増すため、仕事を紹介してもらえるチャンスが増えます。
Webライターに必要な力7.スケジュール管理能力
Webライターとして稼ぎ続けるにはスケジュール管理能力も大切です。
納期を守れないWebライターに次も仕事を依頼しようと考えるクライアントはいません。Webライターの仕事が遅れると、後工程を担当する方々に迷惑をかけてしまいます。
どうしても間に合わなそうなときは、早めに相談すれば、納期を後倒しにしてもらえる場合もあります。
基本的には納期厳守の意識でスケジュール管理を徹底しましょう。
Webライターが将来月収100万円を達成する3つの方法
Webライターとして身につけたスキルを活かして大きく稼ぐには、たとえば次の3つの選択肢があります。
- Webディレクターになる
- 特化型ライターになる
- SEOコンサルタントになる
Webライターのスキルを活かして生き残りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
選択肢1.Webディレクターになる
月収100万円を達成するために、Webディレクターに昇格する選択肢があります。
Webディレクターとは、クライアントと折衝を行いつつ、Webライターなどを上手にまとめ上げながら仕事を進める役割を担う人です。
Webライターとしてのスキルを認められると、クライアントからWebディレクターになる話を持ちかけられることがあります。
Webディレクターは時給が高い仕事が多く、時給8,000円~1万円を超えることも珍しくありません。例えば時給8,000円の仕事だと、月に125時間働けば月収100万円に到達できます。1日4~5時間働けばいいので、効率もいいですよね。
ただし中間管理職のようなポジションで向き不向きがあり、優秀なWebライター全員がWebディレクターになれるわけではありません。
とはいえ月収アップにつながりやすいため、興味がある方はWebディレクターを目指してみるのもいいでしょう。
選択肢2.特化型ライターになる
Webライターの中でも、専門分野を持った特化型ライターになることで、月収100万円を達成しやすくなります。
なぜなら、実体験を元にしたライティングができたり、専門家といえる知識量があったりするWebライターは需要があるからです。
たとえば、不動産業界で働いていた経験を活かして知見を盛り込んだ記事を書けるWebライターは、不動産のメディアで求められます。
経験者が書く記事は貴重なので、1記事で5万円近くもらえることも十分にありえます。
専門分野で知識や経験を活かして記事を書き続けることで、収入もますます増えていくでしょう。
選択肢3.SEOコンサルタントになる
Webライターとして学んだSEOの知識を活かして、SEOコンサルタントになる道もあります。
SEO記事を書くだけではなく、メディア運用全体のマーケティング戦略を学んで、クライアントに提案できるようになると重宝されます。
結果を求められるのでハードルの高い仕事ですが、契約内容によっては1社あたり月10~20万円の継続報酬をもらえたり、利益分配型の契約につなげることが可能です。
複数社と携わることで、一気に月収アップを見込めるでしょう。