アウイェー、ワカジツです
私が日本一大好きなバンドthe pillows。
結成して29年目に突入した超老舗バンドです。
29年もやっているのにかなりマイナーな部類に入ってまして、
初めて会う人に「どんな音楽聴くんですか~?」みたいな話を振られたときに
「pillowsですよ!」と意気揚々と答えても「えっ?あぁ~知らないですぅ~」みたいになります。
そういう人に「あなたは何を聴きますか?」って聞くと大体「ワニマですぅ~」って言われます。(偏見)
pillowsかっこいいんですよ!
演奏技術はもちろん高いですし、めちゃくちゃ苦労してバンド活動を続けている方々なので、歌詞の深さが尋常じゃないです
今回はそんなtha pillowsのおすすめ曲をランキング形式で紹介します!
pillowsを知らない人に聴いてもらうようなイメージで選びましたので、ファンの方には物足りないかもしれません。
ではどうぞ!
目次
第10位 Blues Drive Monster
第10位には疾走感あふれるメロディーが魅力的な、Blues Drive Monster!
Blues Drive Monster というのはBlues Driverというギターのエフェクターを元にした造語です。
眼鏡に張り付いてるように
どこを見ても
代り栄えしないこの景色
今日も退屈でがっかり
皆一体どんなシステムで
感情をコントロールしてんだ引用:the pillows Blues Drive Monster
サラリーマン時代の時は、毎朝満員電車に詰められている時にこの歌詞を思い出していました。
毎日同じことの繰り返しで、数十年間もこんなしんどい思いしなくちゃいけないのかと憂鬱な気分になりがちでした。
Blues drive monster
憂鬱な世界を踏み潰してくれないか
ずっと待ってる引用:the pillows Blues Drive Monster
この曲の疾走感と勢いで、一日の始まりが少しだけ楽しくなりました。
第9位 Locomotion, more! more!
第9位は最近の曲なのですが、ライブで異常に盛り上がるこちらの曲です。
Locomotion,more!more!
Locomotion,more!more!
5・4・3・2・1!引用:the pillows Locomotion, more! more!
サビの「5・4・3・2・1!」の部分は大合唱です。めちゃくちゃカッコいい。
第8位 ストレンジカメレオン
pillowsファンなら「ここでストカメか~」てなもんです。この曲はpillows3大名曲と名高い1曲です。
なんとあのミスターチルドレンもカバーしてるんですよね!
君といるのが好きで あとはほとんど嫌いで
まわりの色に馴染まない 出来損ないのカメレオン
優しい歌を歌いたい 拍手は一人分でいいのさ それは君の事だよ引用:the pillows ストレンジカメレオン
一見ラブソングのように見えるこちらの歌詞。
実はボーカルである山中さわおさんが、あまりに売れない自分たちの事を「出来損ないのカメレオン」と例え、この曲が売れなければ音楽を辞めるという『遺書』のような気持ちで書いた一曲なのです。
「たぶん もうすぐさ きっと」なんて息を止めたまま
どうでもいい行列に並んでもみた
「終わらないプレリュード奏でて生きてゆくみたいだね」って
僕ら笑う 死んでるように引用:the pillows ストレンジカメレオン
言葉の1つ1つに音楽に対する思いがこもっていて、聴いているこちらも胸が締め付けられます。
恐いモノ知らずで 時代ははしゃぎまわり 僕と君のすごした ページは破り去られ
歴史には価値のない 化石の一つになるのさ 君と出会えて良かったな
Bye Bye 僕はStrange Chameleon引用:the pillows ストレンジカメレオン
pillowsが20周年の時、初めて武道館でライブを行いました。
その時のMCで「僕たちは、音楽の才能があるので、いつかこういう日が来るって分かってました」
と言った後にこの曲を演奏しました。マジで泣ける。
切ない……
第7位 ハイブリッドレインボウ
こちらもpillows3大名曲の1つです。「ここでハイブリか~」みたいなもんですよ。
こちらはなんとBUMP OF CHICKENにカバーされているんです!
Can you feel?
Can you feel that hybrid rainbow?
昨日まで選ばれなかった僕らでも
明日を待ってる引用:the pillows ハイブリッドレインボウ
自分たちの音楽を『混ざりあった虹』に例え、売れない自分たちの曲を「Can you feel?」と叫び続けています。
きっとまだ
限界なんてこんなもんじゃない
こんなんじゃない引用:the pillows ハイブリッドレインボウ
この部分は何回聴いても胸に刺さります。
売れるために色々な努力を繰り返してきた。まだ自分たちは選ばれていないけど、限界はこんなもんじゃない。
こんなことを言えるくらい努力しないといけませんね……
第6位 バビロン天使の詩
最高の曲から、クソみたいなPVでファンを魅了している1曲です。
PVは邦楽で一番ダサいとか言われてますけど!曲はめちゃくちゃかっこいいですから!!
今日も探してるんだ 僕にもっと似合うシンプルスカイ
風と君を呼んで
ここじゃない世界へ逃げよう雲が邪魔したって怯まないぜ吹き飛ばして見せる
熱くて吐き出した愛もいつかきっと飲み干せるさ
verser of angel引用:the pillows バビロン天使の詩
いい歌詞が多すぎて全部乗っけることになりそうだったんで、とりあえずサビだけ。
天まで届く塔を作ろうとして崩れ去ったことから、実現不可能な理想の事を指す「バベルの塔」
売れずにくすぶっている自分たちと重ね合わせながらも、怯まずに突き進んでいく姿がカッコいい。
第5位 スケアクロウ
こちらはボーカルの山中さわおさんが、メンバーに対して贈った歌と言われています。
同名の映画が合って、そこからインスピレーションを受けた曲とも言われていますね。
暮れ行く空からかう風
二人の手は冷たいけど
放さないで歩いていたい
神様よりキミを信じるもうすぐだろう 目の前だろう
一人じゃない 一人じゃない
瞬く星 見知らぬ闇
半分だけ月が笑う
You can call me,’Scarecrow’引用:the pillows スケアクロウ
私はこの「半分だけ月が笑う」という表現がすごく好きです。
売れなくても一緒についてきてくれているバンドメンバーへの愛情が浮かびます。素敵。
第4位 MY FOOT
この曲を聴きながらまるでPV撮影のようにスキップして帰るのが好きでした。
僕はまだ見てる 進む爪先を
雨も水溜りも気にしないぜ
すぐに乾くんだ
いつの日か立ち止まるのなら
冒険家のように進め my foot
道なき道を
踵を鳴らして行こう引用:the pillows MY FOOT
まさにタイトル通り、どんな困難が待ち受けていようとも自分の足で進んでいこう!というメッセージ性の高い名曲です。
イントロのベースがめちゃくちゃカッコいいです。ベースはメンバーじゃないけどね……。
第3位 FUNNY BUNNY
来ました!3大名曲ラストの1つです。
この曲は「pillowsなら1曲だけ知ってるよ~」と言われた時に挙げられる1曲です。
他の曲より知名度がけっこうあるんですよ。
『SKET DANCE』というジャンプマンガで1話丸々Funny Bunnyの歌詞を題材にした話があって、そこで一気に知名度が出ました。
キミの夢が叶うのは
誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで
走ってきた引用:the pillows FUNNY BUNNY
こんなに勇気づけられる曲は中々ないです。憂鬱な朝にヘビロテで聴いてました。何なら目覚ましの音もこれでした。
全然どうでもいいんですけど、『風の強い日を選んで走ってきた』の風が追い風か向かい風かという議論がありまして。
私は完全に向かい風だと思っていたのですが、やっぱり追い風なのかな?
そこらへんを話せる友達がいないのが残念です。
第2位 パトリシア
今まではバンドに関する歌や前向きな気持ちにさせてくれる曲が多かったのですが、こちらはラブソングです。
私はこの曲を結婚式で使いたい!ってくらい大好きです。
部屋にいるだけで 何にもない日も
キミとなら なぜか幸せ引用:the pillows パトリシア
傘を忘れて雨にぬれても
キミとなら なぜか幸せ引用:the pillows パトリシア
あーキュンキュンするわ!!!!私のパトリシアはどこにいるのでしょうかね。
第1位 雨上がりに見た幻
堂々の第一位は、雨上がりに見た幻です。
pillowsが20周年の時にリリースされた名曲で、売れなくても地道に頑張ってきたpillowsだからこそ書けるような歌詞がもう最高です。
まず歌詞の最初が
ジョークは笑うのが礼儀さ
呆れるなよ 笑ってよ
聞き飽きてるとしても
引用:the pillows 雨上がりに見た幻
なんですよね。この時点でだいぶ切ない。
マジで私は「ジョークは笑うのが礼儀さ」という言葉より好きな歌詞は他に無いです。
努力しても努力しても報われない彼らは「俺は絶対売れてやる」と言い続けていましたが、周囲の人は決していい反応をしなかったのでしょう。
足跡の無い道を選んで ずいぶん歩いたな
幼い夢傷ついても 今も眺めてる
そう 何度も何度も
キミとともに引用:the pillows 雨上がりに見た幻
ここのキミってのは音楽であったり、バンドメンバーであったりするんでしょうね。
自分たちの音楽を信じて、夢を叶えるために必死になって前に進んでいたpillowsの苦労が伺えます。
千年後の雨になって 僕らは降るだろう
太陽とも解り合って 虹を出せるかな
叶ったら叶ったら 綺麗だろうな引用:the pillows 雨上がりに見た幻
例え今は評価されていなくても、時が経って、それこそ千年の時が流れた時に自分たちが評価されていれば素敵だろうなあ。という感じでしょうか。
もうすでに私の中では虹色に輝いていますけどね。
足跡の無い道を選んで ずいぶん歩いたな
荒野の果て 何処かにきっと 足跡残ってる
それだけが それだけが 生きた証
それだけが それだけが 僕らの誇り引用:the pillows 雨上がりに見た幻
20年やってきたからこそ、この歌詞が書けたんでしょうね。
この「雨上がりに見た幻」なんですが、英題が「Hybrid rainbow after the rain」なんですよね。
「限界なんてこんなもんじゃない」と歌っていた当時の自分へのアンサーソングとなっているようです。
なんか自分が悩んでいる事なんて小さいなあと思わされるような歌詞です。
そこまで自分は苦しんでいるのか?まだやれることはあるんじゃないのか?と自問自答していまいます。
なんか書いているだけでも頑張ろうって気になってきました。
まとめ:フリクリの新作が発表されるので聴いてみてください。
出典:http://eiga.com/news/20180415/3/
今回はthe pillowsの個人的なランキングでした。
2018年の9月にはフリクリという劇場版アニメが公開されます。
2000年頃に出たアニメの続編なのですが、当時のアニメの音楽をpillowsが担当していました!
続編が出るということで今回もpillowsが主題歌。今から楽しみです。
本当に名曲ばかりですので、もし少しでも興味を持っていただいたなら聴いていただけると嬉しいです。
映画が君の名は。ばりに流行ることを見越して勉強しましょう!
ではまた!