ワカジツです。
知恵袋で「お賽銭に偽札を入れることは犯罪ですか~?」という質問をみて笑っちゃいました。
もちろん犯罪です。
まず通貨を偽装する行為が通貨偽造罪、通貨を使用する行為が偽造通貨行使等罪にあたるみたいですね。
お賽銭という使用方法に対して「別に誰かが損してるわけじゃないからいいじゃない!」という理屈は通らないみたいです。
お賽銭もいずれは流通するので、「偽造通貨を真正なもののように装って流通に置く」という点でアウト。
これはまあいいとして。
私は偽札をお賽銭として利用する人間のエゴが見えてすごく面白いなあと思いました。
そりゃあ実際に偽装通貨をお賽銭に利用する人なんてほとんどいないでしょうが、もし仮にいたとすると、どんな思いで偽装通貨を投げ入れるんでしょうかね。
今回はお賽銭の意味や正しい金額について調べてみましたのでご覧ください。
そもそも、お賽銭の意味とは?
賽銭(さいせん)とは、祈願成就のお礼として神や仏に奉納する金銭のこと。元は金銭ではなく幣帛・米などを供えた。
つまり「神さま、願い事をかなえてくれてありがとう!お礼にお金を受け取ってね!」ってことですね。
大体の人が考えている「願い事を言う」という参拝方法は、本来の参拝の意味から逸れているということになります。
偽造犯が賽銭の意味をよく理解している人だったら「偽通貨作らせてくれてありがとうな!!お礼に作ったやつをあげるぜ!!」となるでしょう。
あるいは意味を知らなければ「偽造がばれませんように!!偽札あげるから頼むよ!!」とお願いするのでしょうか。
何しとんねん
罪を犯しながらも、神様にお祈りを捧げることで罪から逃れようとしている。しかし捧げる供物は犯罪によって作られたもの。
ちょっとしたパラドクスが見えて面白いです。
縁起のいいお賽銭の額とは?1万円入れる意味って?
そもそもお賽銭っていくら入れたらいいんでしょうね?
よく言われるのは5円(ご縁)ですが、他にもあるのでしょうか。色々調べてみました。
5円玉を増やすことが基本的に良いお賽銭金額である。
5円:ご縁がありますように
10円(5円2枚):重ね重ねご縁がありますように
15円(5円3枚):十分ご縁がありますように
20円(5円4枚):よいご縁がありますように
25円(5円5枚):二重にご縁がありますように
30円(5円6枚):安定と調和のとれたご縁がありますように
※「六角形」は安定と調和をもたらすとされることから。
35円(5円7枚):再三ご縁がありますように
40円(5円8枚):末広ろがりにご縁がありますように
45円(5円9枚):始終ご縁がありますように
50円(5円10枚):五重の縁がありますように
55円(5円11枚):いつでもご縁がありますように、午後に投げるとご縁がある
105円(5円21枚):十分にご縁がありますように
115円(5円23枚):いいご縁がありますように
125円(5円25枚):十二分にご縁がありますように
485円(5円97枚):四方八方からご縁がありますように
すごく縁起が良さそう
語呂合わせってこんなにあるんですね。
来年は97枚の5円玉を是非とも入れたいですね。そんな人見たら笑っちゃいそうですけど。
1万円を入れる意味はあるの?
1万円を入れている人ってたまに見かけますよね。
そんな人を見るたびに私は「神々の遊びかよ」と思っていたのですが、ちゃんと意味があるそうなんです。
1万円をひっくり返して入れることで「万円(まんえん)→円満(えんまん)」という意味になります。
また「お金に対する執着心を無くす」という効果もあるみたいですね。
正直「は?」って思っちゃいますが、よく考えたら5円の語呂合わせも結構強引なので、自分が信じるべき方法が一番いいのでしょう。
というか私は「は?」って思っているからお金が無いのかもしれませんね。よし、来年は1万485円いれよ。
入れてはいけないお金もある
10円は「遠縁(とおえん)」、500円は「これ以上大きな効果(硬貨)が無い」という意味があるので、入れてはいけないそうです。
500円って結構奮発してるイメージなのですが、入れてはいけないお金なのであれば無駄になっちゃいますね。
私も「5円が100回で5百円うぃ~~!!モテモテ↑↑」とか言って500円をぶん投げたことがあるので反省します。
……ぐやじい!!
最後に
個人的に好きなセリフがシャーマンキングというマンガにありまして、
年の初めに神様の前で願いを言う
でもそれは神頼みじゃなくて、自分に誓いを立てる事なんだ
今年は何をしたいとか、今年の自分はこうありたいとか
誰にもしばられず一番ゆらぎやすい自分の心を、神様に約束する事で釘をさす
引用:シャーマンキング/恐山ル・ヴォワール編
なるほど、こういう考え方もあるんだなあと当時は感動したものです。
これを読んでからは今でも、「お参りは決して神頼みという意味では無くて、自分と向き合うためにある」という気持ちを持っています。
せっかくの日本の良き文化なので、何か目的をもってお参りしたいですね。
私は来年に向けて1万485円を稼がなくてはいけなくなったので、造幣局でバイトをしたいと思います。
ではまた!